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水中ライトの選び方

水中ライト

水中ライトを選ぶ4つのポイント

1.明るさ

ライトの明るさは「lm(ルーメン)」で表され、そのライトが持つ大まかなスペックが分かります。数字が大きいほど明るく、それに比べ数字が小さいと暗くなりますが、実はそれだけでは選べないのが水中ライトの特徴です。

2.用途に合わせた照射範囲

ダイビングで光の照射範囲はライトによって異なりますが、スポットとワイドの2種類があります。
スポットは役者がステージで浴びるスポットライトと同様、光の束を1点に集めて照射します。それにより遠くにまで光を届けやすいのが特徴です。それに対してワイドは広範囲を明るく照射する特徴があります。1000lmのライトといってもスポットとワイドでは、用途によって合う・合わないが分かれてくるのです。 そして使う目的は大きく次に分類されるので、用途と照射範囲を考えてライトを選びましょう。

A.周りの様子(洞窟など暗い場所 / 生き物を探す)を確認する スポット
B.周りに自分の存在を伝える スポット
C.周りに生物の存在を伝える スポット
D.ナイトダイビングの灯りとして スポット
E.写真撮影を行う際の灯りとして ワイド(スポット)
F. 写真撮影を行う際のターゲットライト※として スポット
G. 動画撮影を行う際の灯りとして ワイド

※ターゲットライトとは、カメラのピントやストロボの明るさを決める際に被写体までの距離を確認しやすくするためのライト

3.使用時間

使用時間は明るさにも比例しますが、主にバッテリー容量の大きさが関わります。ダイビングの時間を考えてライトの照射時間はどれくらいになるのか確認しましょう。バッテリーは近年USBを繋いで充電できるタイプが主流ですが、汎用性を考えて乾電池使用のタイプも根強く人気です。どちらにしても、必要な照射時間使用できる充電環境や予備バッテリーの確保は、しっかりチェックしましょう。

4.明るさの質

用途でもあげられましたが、近年のライトは写真撮影や動画撮影で活躍します。水中では特性として、赤い色は減衰(暗く黒ずむ)しやすく、被写体は青味がかった色(一般的に「アオカブリ」と言われます)に見えやすくなります。そのため水中ライトは「陸上で感じられるような、自然な色合い」へ近づけるための工夫が進んでいます。
そこでチェックしておきたいのが、太陽の明るさ基準となる色温度「K(ケルビン)」と演色性「Ra(アールエー)」です。色温度K(ケルビン)は太陽が昇って日が沈むまでの明るさを表すことが出来ます。蛍光灯で部屋の色合いを選ぶ際も基準にされたりしています。また、自然光が当たったときと同様の色を再現していることを意味する演色性は、100に近づくほど再現性が高くなります。
つまりライトでの撮影を考える際は、K(色温度)やRa(演色性)はlm(明るさ)と同様に色彩鮮やかな水中生物の色合いを、活き活きと映し出すための指標となります。 映った被写体を「どの様に表現したいか」によっても目的のライトを選びましょう。

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